SharePointサーバーのパフォーマンス監視ツール

SolarWinds Server & Application Monitor（SAM）は、Microsoft SharePoint監視ツールを内蔵しており、パフォーマンスを詳細に把握できます。リアルタイム メトリック ダッシュボード、アラート、レポーティングなどの主要機能をすべて1か所で利用できるため、特定のSharePoint監視のニーズに合わせて使いやすいダッシュボードをカスタマイズできます。

SAMのSharePoint監視ツールには、すぐに使用できるコンポーネントが含まれており、以下のような監視を行うことができます：

• キューに登録済みのSharePointリクエスト
• リクエスト待機時間
• キャッシュAPI
• 作業工程

検索、テキスト インデックス作成、トレース出力、通知の送信、スケジュールされたタスクの実行に関連するSharePointサービスのメトリックを追跡します。SAMを使用すると、SharePointの過去のパフォーマンス メトリックとリアルタイムのパフォーマンス メトリックを組み合わせて、包括的なSharePointのヘルス チェックを行うことができます。

SAMのMicrosoft SharePoint監視ツールを使用すると、各サーバーに個別にログインしなくても、サーバー オブジェクトを簡単に監視できます。また、単一のSharePoint監視ダッシュボードから、大規模なファームのSharePoint監視を簡単に行うことができ、Microsoft PowerShellとの統合により、迅速な運用が可能です。さらに、Server & Application Monitorは、SolarWinds Web Performance Monitorとのネイティブ統合を提供します。これは、合成トランザクション監視を行い、特定のWebトランザクションまたはステップがWebページおよびページ要素の読み込み速度の低下の原因となっているかどうかを示します。

適切なSharePoint監視ソフトウェアを使用すれば、サーバーの動作を深く理解できます。SolarWinds SAMのような直感的なSharePoint監視ツールを使用すると、SharePointのパフォーマンス問題を効率的に特定できるため、すぐに改善ソリューションを使用してヘルスの包括的な概要を把握できます。

SharePointは高度にカスタマイズ可能なクラウドベースのコンテンツ管理プラットフォームであり、世界中のどこからでもチーム間のコラボレーションを促進します。組織は、オンプレミスまたはOffice 365 EnterpriseサブスクリプションでSharePointを使用し、Webサイトを作成し、情報を保存、整理、共有、アクセスできます。SharePointサーバーは、SharePointの機能の基盤であり、企業のSharePoint導入のために特定のリソースや設計を提供するように構成できます。

SharePointサーバーは、SharePointサービスやサイトをサポートするSharePointファームと呼ばれるものにまとめられています。ファーム内の各サーバーは、Webフロント エンド（WFE）、アプリケーション サーバー、データベース サーバーなど、1つまたは複数の役割を実行するように構成できます。WFEはユーザーからのWebページ リクエストを処理しますが、ユーザーが多ければ多いほど、作業量を処理するために多くのWFEサーバーが必要になります。アプリケーション サーバーは、SharePointファームでホストされるアプリケーションのための主要なインフラストラクチャを提供し、データベース サーバーは、データを処理するためのSQLを実装しています。単一のファーム内で、サービスの強力な基盤と、組織に必要な数のデータベース、Webアプリケーション、サイト コレクションを持つことができます。

SharePointパフォーマンス監視ツールは、このアプリケーションとその基礎となるサーバーを確実に実行し、ビジネスの生産性をサポートするために、ますます重要になっています。

SharePointサーバー監視を使用すると、次のようなSharePointの主要なパフォーマンス メトリックをより深く理解できます。

• SharePointサーバーのCPUおよびメモリー使用率
• 現在のリクエスト、キューに登録済みのリクエスト、拒否されたリクエストを含む、リクエスト数と待機時間
• ページ リクエスト メトリック
• SharePointコードで現在実行中のスレッド数

SolarWinds Server & Application Monitor SharePoint監視ソフトウェアは、SharePointのパフォーマンス メトリックとエラーの原因を特定するのに役立ちます。これにより、効果的な修復アクションをより適切に戦略化し、損害と遅延を最小限に抑えることができます。SharePointパフォーマンス監視ツールの使用は、エンド ユーザーに最適なエクスペリエンスを提供するための鍵です。

SharePointの監査により、管理者はパフォーマンス メトリックを追跡し、報告できます。

応答時間の低下や読み込みの問題など、SharePointのパフォーマンス問題の中には、ビジネスの成功を妨げるものもあります。したがって、SharePoint環境を、問題が顕在化して初めて監視するのではなく、積極的に監視することが重要です。さらに、SharePointファームのヘルスをより理解するために、SharePointサーバーのパフォーマンス ログを取得し、活用することも重要です。SharePointのパフォーマンス監査は、リアルタイムおよび履歴データを提供し、パフォーマンス メトリックを一連のサーバー ベースラインに照らして、潜在的な問題を事前に発見できます。

定期的なSharePointのパフォーマンス監査の利点は他にもあります。

• ディスクの空き容量が不足しないようにすることで、SQL Serverの停止を防ぐ
• サーバー上の問題のあるSharePointサービスを修正することで、ページの読み込み時間を短縮する
• データベース遅延の問題を検出する
• WFEサーバーとAPPサーバーの応答時間を改善する
• リソースの過剰利用を意識する
• バッファ キャッシュ ヒット率やその他のSQLバッファ関連のパフォーマンス カウンターをチェックし、SharePointサーバーに十分な物理メモリ ストレージがあることを確認する

SharePointサーバー インフラストラクチャの監視により、SharePointサーバー全体の可視性が向上し、ユーザーフレンドリーなレポートが生成されるため、SharePointインフラストラクチャを包括的に管理できます。

SharePointインベントリ ツールを使用することで、管理者はSharePointアセットを発見して、追跡し、SharePoint環境全体の最新のビューを取得できるため、より多くの情報に基づいたIT管理の意思決定が可能になります。

特に、複数のSharePointファームが存在するような大規模なIT環境では、インベントリを持つことで、主要なアセット データを簡単に表示することが可能になります。これには、サーバーとコンポーネントがどこにあり、どのように使用され、いつインベントリに追加されたかを可視化することも含まれます。

SharePointインベントリ ツールは、実用的なビジネス情報およびIT情報の提供にも役立ちます。アセット コストの概要を把握し、保証情報を追跡し、アップグレード要件について確実に通知できます。

SharePointインフラストラクチャのインベントリを把握することで、SharePointの機能に十分なリソースを割り当て、効果的な予算を組み、成長計画を立てるために必要な情報を得ることができます。