リアルタイムのログ監視ツール

ログ監視は、ログ管理における、より大きなサイクルの一部であり、5つのステップに分けることができます。

1. ログの収集：まず、イベント ログ ファイルをインフラストラクチャとアプリケーション スタック全体から収集する必要があります。
2. 正規化：もっと簡単に検索して分析できるよう、収集したログを正規化する必要があります。
3. 分析：分析を行う際の目標の1つは、パターンを特定し、迅速な対応を必要とする緊急な問題に関する通知を受け取れるようにすることです。ログ集約ツールにより、ログが整理されて、インデックスが作成されると、異常なアクティビティの兆候や、注意を要するパターンがないか、ログを検索して分析できます。
4. 監視：ログ管理を成功させるには、堅牢なログ監視を継続的に実行することが不可欠です。メッセージングおよび通知システムを備えたツールを所有することが重要です。この機能を使用すると、重要なシステムに関する更新を受信し、タイムリーに応答できます。
5. レポート作成：最終ステップでは、関連するチーム メンバーと利害関係者がアプリケーションのパフォーマンス データにアクセスできるようにします。通常は、レポートとダッシュボードの形式で可視性を提供します。

ログ ファイルの有用性は、ファイルに含まれるさまざまな種類の情報に一部起因しています。通常、ログ ファイルは5つのカテゴリに分類されます。

1. 情報：これらのファイル ログには、アプリケーションの状態の変化、特定のアプリケーション内のエンティティの変化が記録されます。失敗したタスクを報告する他のログ タイプとは対照的に、情報ログは、正常に完了した操作に焦点を合わせています。これは、アプリケーションで起こった事柄を正確に判断するのに特に役立ちます。
2. アプリケーション エラーと失敗：どのアプリケーションに問題があるかによりますが、エラーが発生すると、内部および顧客対応の面で、広範囲にわたりサービスの中断を余儀なくされる可能性があります。ですから、エンドユーザーへの影響を最小限に抑え、重要なサービスへのアクセスと運用を維持するためには、エラー ログをすぐに調査する必要があります。
3. 警告とアプリケーションの誤動作：警告は、アプリケーションが操作を実行しようとして失敗したことを示すという点でエラーに似ています。アプリケーションの読み込み時間が通常よりわずかに長い場合は、ログ ファイルに警告が表示されます。
4. ポジティブなセキュリティ イベント：セキュリティ イベントが正常に完了すると、通常、アプリケーションの大部分がログイン応答を生成します。
5. ネガティブなセキュリティ イベント

さらに、ログには、イベント タイプやソースに関係なく、データ ポイントのベースライン セットが含まれる傾向があります。詳細に含まれる内容：

• イベントが発生した日時
• 可能な場合は、該当するエラー コードを含むイベントの説明
• イベント時にアクティブであったユーザー プロファイル
• イベントが発生したデバイスの名前
• イベント識別番号
• イベント ソース

その他のSolarWindsログ監視ツール：

• Papertrail^™ 
• Kiwi Syslog^® Server
• Loggly^®
• Security Event Manager（SEM） 

関連機能：

• ログ収集 
• ログ ファイル ビューア
• ログ分析
• ログ アグリゲーター
• ログ管理 
• SNMPトラップ レシーバの監視
• Windowsのフラット ログ ファイル監視
• Windowsのイベント ログ監視